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予防医療

予防医療について

ワンちゃんや猫ちゃんの健康を守るうえでは、予防・検診の考えが非常に大切です。具体的には、狂犬病や各種伝染病をワクチンで予防したり、避妊・去勢をしたりとさまざまな方法があります。
また定期的な健康診断も欠かせません。年齢に応じた検査を行うことで、病気の早期発見・早期治療に結びつきます。

避妊・去勢
混合ワクチン
狂犬病予防
フィラリア予防
ノミ・マダニ予防
健康診断

避妊・去勢

避妊手術とは卵巣のみ、もしくは卵巣・子宮両方を取り除き、去勢手術は精巣を取り除く処置です。望まない妊娠を防止したり、問題行動を抑えたり、生殖器や性ホルモンに関連する疾患を防いだりとさまざまなメリットがあります。

オスの手術の効果

  • マーキングの軽減が期待できます
  • 精巣腫瘍・肛門周囲腺腫・前立腺肥大・会陰ヘルニアの予防効果が期待できます

メスの手術の効果

  • 乳腺腫瘍・乳がん・子宮蓄膿症などの疾患予防が期待できます
  • 発情中のイライラが緩和されます

ワンちゃんの避妊手術の時期と乳線腫瘍の発生率

犬の乳腺腫瘍の発生率は、初回発情前に避妊手術をした場合おおよそ0.05%、初回発情後から2回目まで8%、2~3回目発情後26%とされています。
発情4回目以降の避妊手術では、大きな予防効果は期待できません。(参考文献によって若干数値は異なります)
子犬を産ませるご希望がなければ、早期に避妊手術をされることをおすすめします。

各種予防

混合ワクチン

1回の接種で、複数の感染症を効率よく予防するのが混合ワクチンです。犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬パルボウイルス感染症など重篤な症状を予防する効果が期待できます。特に感染症の中には人に感染するものもあるので、定期的なワクチン接種を心がけましょう。

ワンちゃんの混合ワクチンで防げる病気

当院では、ペットの年齢、犬種、環境、習慣などに応じてさまざまな混合ワクチンをご提案可能です。
主に「6種混合ワクチン」「8種混合ワクチン」 「10種混合ワクチン」を取り扱っています。

接種スケジュールについて

  • 1歳未満の子犬

    生後6週齢~8週齢の頃に初回を接種した後、16週齢までの間に4週間隔で接種します。

  • 1歳以上の成犬

    初めての場合、1ヶ月間隔で2回接種します。1年後に追加接種をした後は、
    ・5種混合ワクチン=3年毎
    ・7種混合ワクチン=1年毎
    に追加接種を行います。

なお、当院では1年毎の接種をおすすめしています。

猫ちゃんの混合ワクチンで防げる病気

当院では、ペットの年齢、猫種、環境、習慣などに応じて、さまざまな混合ワクチンをご提案可能です。
「3種混合ワクチン」と「5種混合ワクチン」の二種類を取り扱っています。

接種スケジュールについて

  • 1歳未満の子猫

    生後6週齢~8週齢の頃に初回を接種した後、16週齢までの間に4週間隔で接種します。

  • 1歳以上の成猫

    初めての場合、1ヶ月間隔で2回接種します。
    1年後に追加接種をした後は、3年ごとに追加接種を行います。

なお、当院では1年毎の接種をおすすめしています。

狂犬病予防

狂犬病はウイルスによって引き起こされる疾患です。ワンちゃんもご家族も感染する可能性があり、100%の確率で死亡する恐ろしい病気です。そして一度感染すると有効な治療法はありません。
しかし、安心なのは1957年以来、日本国内では発生ケースがないことです。これは日本だと、狂犬病の予防接種が義務付けられていて、高い接種率を誇ってきたためでもあります。
それでも狂犬病が完全に発生していない=「狂犬病清浄国」はまだ数か国に留まっている状況です。グローバル化の影響で、いつ狂犬病が発症するかはわかりません。狂犬病が流行することのないよう、必ずワクチン接種を受けましょう。

毎年の予防接種は飼い主様の義務です

1950年に制定された狂犬病予防法により、ワンちゃんの飼い主様は年に1回、狂犬病予防接種を受けさせる義務が定められています。対象は91日齢以上のワンちゃんです。

フィラリア予防

フィラリア症とは、寄生虫が蚊を媒介にして、心臓や肺動脈に寄生・発症する疾患です。血液の流れを滞らせたり、肝臓や腎臓などの臓器を傷つけたりすることで、さまざまな症状を引き起こします。
初期段階では無症状なことが多く、重症化してからだと治療が難しい疾患です。そのため、感染する前に薬で予防することが重要になってきます。

予防する期間

蚊の活動期間を考えると、5月~11月の間は予防が必須です。ただし近年、地球温暖化の影響により、秋になっても暑さが継続し、蚊も引き続き活動するようになっています。そのため当院では通年予防を推奨しています。

予防薬の種類

ワンちゃんや猫ちゃんの性格、生活環境などをもとに最適な予防薬を処方いたします。錠剤タイプ・滴下剤タイプ・注射タイプ・クッキータイプ・チュアブルタイプなど幅広く取り揃えています。

※ケースによっては、フィラリア予防とノミ・マダニ予防を一緒に行えるタイプも処方できますので、お気軽にご相談ください。

ノミ・マダニ予防

ノミやマダニはあらゆる場所に生息しています。そのため、屋外で過ごしている場合、完全に防ぐことは困難です。また公園で遊ばせているうちに付着することもあり、室内飼いでも感染するリスクがあります。
ワンちゃんや猫ちゃんを通じて、ご家族にも感染する恐れがあるので、薬による駆除・予防を徹底しましょう。

寄生虫の種類

ペットに感染する寄生虫には2種類あります。

外部寄生虫
【皮膚や被毛、耳に寄生する虫】
ノミ・ダニ・耳ダニ など
内部寄生虫
【体内に入り込み臓器に寄生する虫】
フィラリア・回虫・鉤虫・鞭虫・瓜実条虫 など

寄生虫予防薬の種類

当院では、おやつタイプ・錠剤タイプ・滴下剤タイプなどさまざまな寄生虫予防薬をご用意しています。内部寄生虫だけではなく、外部寄生虫も同時に予防・駆虫可能な予防薬もご提案可能です。
獣医師が各家庭の状況、性格、生活習慣などをヒアリングしたうえで、最適な予防薬をアドバイスいたします。

予防する期間

ノミ・マダニは気温や場所を問わず、年間を通じて生息しています。そのため、予防薬は通年投薬がおすすめです。

健康診断

ワンちゃんや猫ちゃんは、言葉が話せません。また、体調が悪いことを本能的に隠すこともあります。そのため、飼い主様が異変に気付いた時には、病気が重症化している事例も数多く存在しています。
そのようなケースを防ぐためにも、当院で定期的に健康診断を受けるようにしましょう。病気を早期に発見できれば、スムーズに治療に進むことが可能です。

主な検査項目

  • 血液検査
  • 超音波検査(胸部・腹部・頭部など)
  • 便検査
  • 歯科検査
  • 感染症検査
  • 内視鏡検査
  • 血圧検査
  • 皮膚科検査
  • レントゲン検査(胸部・腹部など)
  • 尿検査
  • 血液型検査 など

※検査内容によっては、絶食のうえ来院いただく場合がございます。

健康診断の流れ

健康診断の基本的な流れとしては、まずは飼い主様への問診とペットの全身の触診・聴診を行い、現在どのような健康状態であるかを把握します。
続けて血液検査や尿・便の検査、超音波検査、レントゲン検査などのご提案をさせていただきます。
ただし、すべてのペットにそれぞれの検査を行うわけではなく、そのときのペットの体調や状態に応じて、飼い主様のご希望も伺いながら、必要な検査を選んで行っていくことになります。
すべての診断が完了しましたら、数日後に医師より診断結果をお伝えします。

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